猫舌

感情をどうにかこうにか言葉に

優しさ

人の感情はすごく伝染しやすいと思う。ギスギスした人がいるとみんなギスギスするし、優しさを感じるとこちらも優しくなる。

たまにぜんぜん伝わらない人がいて驚くけど、なんか思うに、負の感情はこちらのコンディションに関わらず伝染しやすいのに対し、正の感情はこちらのコンディションが良くないと、受け取れない気がする。

そして、負の感情は、受け取らないようにするのも、なかなか難しい、ついすぐ影響を受けてしまう。受け取らないように鍛錬するにはどうしたらいいものかと思案する。

 

君と過ごす時間が増えるなかで、受け止める力が少しずつ大きくなって、人間的にとても穏やかで懐が深くなってきたと感じる。

それは多分過大評価でなくて、明らかになんとなく心を開いてくれる人が現れている事実からも、きっと私の醸し出す何かが変わったんだろうな、とも思う。

歳を重ねることは不愉快で、出来なくなることも多く失うものも多く、イライラするのだけど、初めて、歳を重ねて良かったと思えることかもしれない。人間として魅力的で、豊かになった、そんな気がする。

 

君は今日もほわほわと、ただいてくれる。初めから思っていたけれど、猫のようだ。

日向でゴロゴロ、聞いてるのかはよくわからないけど、そばで話を聞いてくれる、猫のような。

私に優しさと温かさと穏やかさを供給してくれる、素敵な存在だよなぁと、いつも思うし、一生思っていたいと思う。

そのためには、コンディションを整えなくちゃいけないのだけど、コンディションさえも君のおかげで整えているのだから、ちょっと依存しすぎかな?とも感じる。

 

  • あくびする猫を見ながらあくびする君から伝う優しき温もり