猫舌

感情をどうにかこうにか言葉に

自分の人生

自分で自分の人生を歩こうとすると、他人とはどんどん離れてしまう。他人と離れたくなくて、他人に合わせてきた人生だったなぁと振り返って思う。

自分の人生を歩みつつ人と離れるか、自分の人生を少し犠牲にして他人と近づくかの、2択しか結局はないんだろうか。

距離が離れることは、耐えられないことすぎて、うまい歩き方を覚えずにここまできてしまった。

 

揃えてもらえなさすぎるのも冷めるし、揃えなさすぎるのも冷められそうだ。

 

結局は、より相手を好きな方が、合わせ続けるのか、相手の美味しいところだけを頂くかの関係しかないんだろうか、悲しい。

相手の人生に自分の人性が大きな影響をうける覚悟がない付き合いは、不倫と呼ぶ気がする、相手が妻帯者であるかどうかではなく。

会っている時だけ、甘美で最高の時間を過ごし、それ以外は、何をしていても良く、干渉しない。相手の良い面だけを見て、悪い面は見ないし、隠す。都合の悪いことは、相手のことも自分のことも知らないふりをする。だって他人だもの。何か相手の嫌がるようなことを隠れてするか・何もしないかは良心のみに依存する、治外法権なのかもしれない。

 

離れられる環境を持つことは、冷静になる時間も持てるかもしれないけれど、問題からの逃避を容易にするし、共に暮らしていたとてその問題からは逃れられなかった。

 

安藤サクラが言ってたっけ、この人とは離婚してもいいと思えたから結婚した、と。

泥舟でもいいから、共に乗ろう、沈まぬようともにもがくけれど、最悪共に沈むのもありかな、と思えるかと自問自答してみる。

 

私にも悪く嫌な面があるように、君にもある。それがなかなか見えないことそのことが、私がまだ君を知らないということに他ならない。

性欲や本能のままの姿だけじゃなくて、ただ全てを知り、それでも変わらない愛がこの世にあると、生涯かけて証明して死にたいと思うだけで。

 

  • 君知らぬ君と君の隠す君きっと引き寄せ愛しむから